冠 Celebration


ひとの人生の節目には、様々な祝い事が用意されています。健やかな歩みを共に祝いながら、充実した人生を築きましょう。

子供のお祝い

誕生から成人まで、子供が大人になるまでにはいくつもの試練が待っています。人生の先輩として、子供たちの頑張りを温かく祝福してあげましょう。

出産祝い

赤ちゃんの誕生を祝う心を伝えるプレゼントは、実用品が喜ばれます。ベビーカーなどの費用のかさむお祝いはそれぞれのご両親が贈られる場合が多いので、絵本やおもちゃ、衣類などを贈りましょう。衣類を贈る時は大きめのサイズを選ぶことを忘れずに。贈り物が重複しないように、事前に希望の品を聞くことも失礼になりません。

初節句

初節句とは赤ちゃんが初めて迎える節句のこと。女の子なら3月3日の「桃の節句」、男の子なら5月5日の「端午の節句」。この時に無病息災を願ってにぎやかに祝います。お祝いの品はそれぞれの家庭に応じたものを選び、早めに先方に届くよう心がけましょう。

七五三

男の子は3歳と5歳に、女の子は3歳と7歳にあたる年の11月15日に、氏神様に参詣。子供たちの健やかな成長を感謝し、そしてこれからも幸せにと祈る行事です。七五三は内々の祝い事なのでお祝いを贈るのは身近な人たちになります。贈る際は前もって必要なものを確認しておいて重複をさけましょう。

入学&卒業

入学・卒業は身内の祝いですので、両親の親戚や友人であれば、小学校の入学と大学(または高校)卒業をお祝いするのが一般的です。入学時には学用品などを、卒業時には新生活に役立つものを選んで贈りましょう。

成人・就職祝い

20歳を迎えた成人に、人生の先輩として祝福の心を伝えるなら、お祝いは流行のものではなく、長く使えるものを選びましょう。また就職も決まって晴れて新社会人としてスタートするフレッシュマンには、身だしなみに役立つものや仕事をサポートしてくれるビジネスツールなどを贈ると喜ばれます。現金や商品券を贈る場合は、成人・就職のどちらの祝いも1万円が目安です。

人生のお祝い

結婚、新生活…パートナーと一緒に歩む人生には、多彩なライフステージが用意されています。いつまでも幸福であることを願いながら、大切に祝いましょう。

結婚記念日

夫婦が共に信頼しあい、一緒に歩む人生に感謝の心を伝え合うのが結婚記念日です。結婚25周年の銀婚式や50周年の金婚式は、大きな節目として盛大に祝うのが一般的ですが、それ以外にも結婚記念日には名称があるのをご存知でしたか?夫婦で年ごとの名称にちなんだ贈り物をすれば愛は深まることでしょう。家族や親戚の方が祝いものをする場合は、ペアで使えるものが喜ばれます。

記念日 名称 贈り物
 1年目 紙婚式 紙製品
 3年目 革婚式 革製品
 5年目 木婚式 木製品
10年目 錫婚式 錫・アルミ製品
15年目 水晶婚式 水晶・クリスタル製品
20年目 磁器婚式 陶磁器類
25年目 銀婚式 銀製品
30年目 真珠婚式 真珠
35年目 ひすい・さんご婚式 ひすい・さんご
40年目 ルビー婚式 ルビー
45年目 サファイア婚式 サファイア
50年目 金婚式 金製品
55年目 エメラルド婚式 エメラルド
60年目 ダイヤモンド婚式 ダイヤモンド

長寿祝い

長生きされた人生の先輩に敬意を表する長寿の祝いは、数えで61歳になる還暦からスタートします。ところが現在では、60歳と言えども老人と呼べない程、元気な方が多く、70歳の古希や77歳の喜寿から祝うのが一般的になっています。ご家族からの旅行のプレゼントなどが喜ばれますが、身に着けるものをお祝いの品として贈る場合は、明るい色彩のものや若い柄ものを選んで、いつまでも若くお元気で、という気持ちを伝えましょう。

年齢 名称 内容
61歳 還暦(かんれき) 満60歳、数え年で61歳で祝う。
70歳 古希(こき) 杜甫の詩の一節「人生七十古来稀」から。
77歳 喜寿(きじゅ) 喜は草書体で「十七」の上に「七」が付いたような文字で「七十七」に見えることから。
80歳 傘寿(さんじゅ) 傘の字を崩すと「八十」となることから。
88歳 米寿(べいじゅ) 米の字を分解すると「八十八」となることから。
90歳 卒寿(そつじゅ) 卒の略字は「卆」で九十と読めることから。
99歳 白寿(はくじゅ) 百から一を引くと「白」になることから。
100歳 百賀(ひゃくが) 100歳のお祝いは「百賀のお祝い」。
101歳 皇寿(こうじゅ) 101歳以上のお祝いは「皇寿のお祝い」

新築祝い

新築祝いをする際は、新居披露のパーティーまでに贈り物が届くようにしましょう。何を贈るか決めかねている場合は、新居を事前に見せてもらってから、新しい住まいに必要なものやふさわしいものを後日贈ることも失礼にはなりません。希望を聞けば重複も避けられます。ただし、灰皿やストーブといった火を連想させるものは昔からタブーとされています。

贈答マナー

先方を思いやる気持ちを大切にしながら、贈る目的をはっきりとさせましょう。贈答に難しいルールはありません。

先方のことを考えて

贈り物は、人生の節目の祝いや悲しみ、そして日頃の感謝の気持ちを品物に込めて届ける、心の伝達行為です。それだけに先方に不愉快な思いをさせるものであってはなりません。親しい間柄であっても、タブーは避けましょう。

喜ばれる贈り物選びのポイントは、先方のことを思いやる想像力。相手の好みや年齢、家族構成、住まいのことなどを考えながら、目的に応じた品物を贈りましょう。

贈り物は持参するのが基本ですが、どうしても宅配便などを使わねばならない場合は、品物だけを送るのではなく、事前に着くように送り状を書いて郵送するか、手紙を贈り物に添えて届けましょう。

訪問のマナー

贈り物を持参する際には、事前に先方の都合を尋ね、あらかじめ訪問の日時を決めておくのがエチケットです。訪問時に玄関のベルを押すタイミングは、約束の時間か5分後程度。

改まっての訪問は誰でも緊張をともない、失礼のないようにと思うあまり動作がぎこちなくなりがちですが、自信を持って対応することでスマートで静かな振る舞いを心がけましょう。

玄関フロアでのあいさつは簡単にすませ、客間に通されてから改めて正式なあいさつを行います。あいさつが終われば、贈り物を紙袋やふろしきから速やかに取り出し先方に渡します。

お礼状のすすめ

電話を使ったコミュニケーションが普及したため、手紙やハガキをしたためる機会が少なくなりましたが、感謝の心やお礼の気持ちを伝えるのなら、やっぱりその人の温かな人柄がしのばれるお礼状を送りたいものです。

贈り物をいただいたお礼は、遅くとも3日以内に。そうすれば宅配便で送られた方も安心されます。また贈り物を持参した際におもてなしを受けたお礼も、ハガキやカードでかまいませんので、こちらもできれば3日以内に書き送るよう心掛けましょう。

お返しと内祝いの違い

贈り物をもらったり、お祝いを頂いた時に返礼のためにするのが「お返し」で、内祝いは、本来身内の祝い事の喜びを親しい人におすそわけする意味合いで行われてきました。現在ではお返しと同意になっています。

目上の人に贈り物をする際のマナー

まず先方との関係や贈る目的をはっきりさせておくことが大切です。一般的に、目上の人や先輩の方に贈り物をする際は、下着やアクセサリーなど直接肌に着けるものは避けた方がベターです。また現金もタブーとされています。

新居始めのマナー

新居での暮らしをスムーズにスタートさせるのに、まず大切なのがご近所へのあいさつです。引っ越しでご迷惑をかけたことなどを粗品を持参してわびながらあいさつとします。一軒家なら向こう三軒両隣、集合住宅なら上下両隣へがマナーです。

知っておくと便利なお祝いの「表書き」

「御祝」 ほとんどの祝い事に使える。
「御礼」 感謝の気持ちで贈り物をする時に。
「寿福」 長寿祝いのすべてで使える。
「贈呈」 人にものを差し上げる時に。
「御挨拶」 初めてご近所へ伺うときに。
「御祝儀」 慶事でお世話になった方への御礼に。
「お伺い」 お見舞いや普段のあいさつに。
「寸志」 ちょっとしたお礼、お返しの時に。